――経営者として歩み始めた私の原点

■ 起業したというより、“生きる中で始まった”

起業・事業運営で「一番苦しかった時期」は、まさにスタート当初でした。

当時は育児、家事との中のスタートで手元の資金だけで始めた為、起業したとか経営者と呼べるもではありませんでした。

また一人でスタートさせたために日中はプレーヤーとして働き、家事育児をこなしてから経営などを学んだり集客について学んでいました。

■ 一番の壁は「時間」だった

壁は、時間の無さと使い方でした。

子育てはちゃんとやりたいと思っていたので上二人の週四回の習い事の引率に加え末っ子が乳児だったのでホントに自分時間の無さに抗っていました。

経営を学びたい。
事業を育てたい。
でも、母としての役割も絶対に手を抜きたくない。

その狭間で、自分に使える時間を必死に探していた時期でした。


■ 困難をどう乗り越えたのか

子育てが一段落するまでは人を育て、思いを巡らせ子育てが一段落のタイミングで拠点を変え、一大決心のやりたかった形を一気に次店舗に乗せ再スタートさせました。

両立していく中で、職種でもあるトリマーさん達が働く環境って難しいなと感じていた点や、受け入れできるキャパやリスクの限界の打破など自身の店舗で可能にできると確信できたので、考えを変えたというよりも出来るに変わったことが一番大きかったと思います。

■ 支えになった存在

私には長年の友人で起業していて業種も異なりますが当時50憶を稼ぎ出すところまで成長させていたこともあり、それまででも相談はしていましたが、さらに経営者としてやお金の勉強をさせてくれる友人の助言が今も尚大きく影響しています。

一人で始めた事業でしたが、決して一人だけでここまで来たわけではありません。

学ばせてくれる人、相談できる人との出会いは、今でも大きな財産です。


■ 最初の大きな失敗

経営者として「最初に大きく失敗した経験」。

その原因は――

無知!これに尽きると思います。

当時の判断で、今なら変えたい点は?

もっとリスクヘッジとリターンを考えた上で判断していかないといけないと学びました。

■ 失敗から得た学び

今もリスクヘッジとリターンは変わりませんが、店舗経営において現場の声を大事にしています。

社内や後輩に伝えていることがあります。

どんな事にもリスクはあって、そのリスクを如何に最小に出来るか、リターンはどこまで最大値に出来るのか、それらを動かしたとき崩れる物はないか足並みはそろうのかなど、考え付く角度で見ながら進める事をしてほしいと伝えています。

ただ決められたことをこなすのではなく実際関わっていく楽しみも作り上げる楽しみも共有しながら、私自身も見ながら判断していってます。


■ 経営人生のターニングポイント

店舗経営で一番怖いのが事故です。

当時、顧客のワンちゃんで事故が起きました。

対応に関しては徹底していたこともあり、問題は無かったのですが問題は顧客さんからの要望でした。

それは理念に反したもので、頭を抱えました。

三日三晩、本気で悩みましたが答えが出ず営業は続き、その間の事は今も思い出したくない程でした。

■ 苦しみの中から生まれた答え

ある時、ふと自社で変わる物を作ればいいのでは?と頭によぎり、そこから更に約一年かけて商品開発完成までたどり着きました。

ただ、やはり信頼関係は崩れる時は一瞬であることも痛感したこともあり、今のサブスクを取り入れ顧客をより強固な関係に繋げ、売り上げも確保し、また経営も安定する事が出来ました。

あの時、事故が起こらなければ今も尚、現在の形に辿り着いていなかったかもしれません。


経営は、順風満帆ではありません。

時間の無さ、無知による失敗、そして想像もしなかった出来事。

その一つひとつと向き合いながら、現在の形はつくられてきました。

次回は、現在の経営スタイルや組織づくり、スタッフとの向き合い方、そしてこれから目指す未来についてお話しします。

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