──すべては“つながっている”という話
◆工学博士・政木和三先生という存在
工学博士の 政木和三
という方がおった。
この人については、いろんな評価があるけど、
あえてシンプルに言うなら——
「日本の発明のかなりの部分に関わっとる人」
そう言っても過言じゃない存在じゃと思っとる。
歯科医で使われるドリル、
昔懐かしい瞬間湯沸かし器、
炊飯器、低周波治療器、エレキギター……
挙げだしたらキリがない。
発明の数は、3000点以上とも言われとる。
◆政木フーチという“不思議な技術”
その中に、少し変わったものがある。
ペンデュラム(振り子)を使った占い法——
「政木フーチ」 と呼ばれるものじゃ。
現在は息子さんの
政木和也
という方が引き継いでおられる。
ワシは「これは」と思ったらすぐ会いに行く性分じゃけぇ、
一度実際に会って、ペンデュラムで見てもらったことがある。
◆占いをナメたら見えん世界がある
正直、最初は半信半疑じゃった。
でもな、思ったんよ。
——占いは、侮ったらいけん。
ちゃんと学ぶと分かるけど、
占いってただのスピリチュアルじゃなくて、
統計と構造の世界なんよ。
心理学者も、数学者も、
なぜか易経を勉強する。
これにはちゃんと理由がある。
◆全部は説明できんけど、ひとつだけ言うなら
これを詳しく説明しようと思ったら、
正直一生かかる。
じゃけぇ雑に言う。
この世界は、全部フラクタル構造になっとる。
小さいものと大きいものが、
同じパターンを繰り返しとる。
・人間関係
・ビジネス
・身体
・感情
全部、同じ構造を持っとる。
◆この見方ができると、一気に世界が変わる
この「フラクタル的な見方」ができるようになると、
一気に視界が広がる。
バラバラに見えとったものが、
一本の線でつながって見えてくる。
「なんでこうなるん?」が減って、
「そりゃそうなるよな」に変わる。
◆話を戻そう——政木先生の“発明の正体”
話がそれたけど、戻す。
政木先生の言葉で、
いまだに印象に残っとるものがある。
発明するときの話じゃ。
「脳がシータ波の状態になると、
一瞬で設計図から結果まで浮かぶ」
普通は、
・考えて
・試して
・失敗して
・修正して
というプロセスを踏む。
でもその状態に入ると、
最初から“完成形”が見えるらしい。
◆この感覚は、実は誰にでもある
この話、最初は「天才の話」で終わる。
でもな、よく考えると、
誰でも一度くらい経験しとる。
・なんとなく「これでいける」と分かる瞬間
・理由は説明できんけど、確信だけある状態
・迷いが一切なくなる感覚
あの感じ。
あれは偶然じゃない。
たぶん、
同じ領域に一瞬入っとるんじゃと思う。
◆そして、政木先生はこうも言っている
そして、政木先生はこんな話もされている。
奥さんが、冷たい水で皿洗いをしているのを見て、
「どうにかしてあげたい」と思った。
その想いから生まれたのが——
瞬間湯沸かし器だった。
◆発明に必要なのは“無欲・利他の心”
政木先生は言う。
発明に必要なのは、
「誰かのために」という無欲・利他の心で集中すること。
その状態に入ると、脳波はシータ波に下がる。
そしてそのとき——
天才的なひらめきや発明が生まれる。
そういうことらしい。
◆そして、その瞬間は来た
そして、ワシにもその瞬間が来た。
とあるおじさんを、どうにかしてあげたい。
そう思ったときじゃった。
利他の心と、
あの“ぼーっとしているような感覚”。
あの状態に入った瞬間、
「これをこうすると、こうなる」
設計図から答えまでが、
一気に浮かび上がってきた。
◆ワシはこれを「確信的直感」と呼んでいる
この感覚に、名前をつけるなら——
確信的直感。
霊感があるわけでもないし、
特別な能力があるとも思っとらん。
でもな、
本当にたまに、この感覚が降ってくることがある。
考えとるわけでもなく、
ひらめこうとしているわけでもない。
ただ、
“分かる”
◆そして、そのとき——ひとつのものが閃いた
そして、その状態の中で、
ひとつの“物”が、はっきりと浮かんだ。
それは——
これまでの流れが全部つながるような、
ひとつの答えだった。
(続く)




