① ファイナンスとは「お金をどう扱うか」の技術

ファイナンス編

少し、ビジネスの話に戻そう。

ファイナンスについてだ。

ファイナンスとは、
「お金を“集める・回す・増やす・守る”ための考え方と技術」。

この言葉も、最初から腑に落ちていたわけじゃない。
ビジネス師匠のそばで、実際の現場を見ながら、
「たぶん、ここが本質なんだろうな」と
自分なりに感じ取っていったものだ。

② 銀行借り入れは「恋愛と同じ」だと言われた

お金の集め方のひとつに、銀行借り入れがある。

世の中では
「銀行融資=数字」「決算書がすべて」
みたいに言われることが多いけど、
師匠の見方は、まったく違っていた。

師匠は、銀行借り入れの話になると、
決まってこんな例えをしていた。

「銀行から金を借りるんはな、恋愛と一緒なんじゃ。
コンパや紹介に行くとき、ジャージで行かんじゃろ。
ちゃんと身なり整えて、“選ばれる状態”で行くんじゃ。」

師匠のトークスキルは、正直、抜群だった。
あれはもう、真似できる類のものじゃない。

例えるなら、
コンパで自然にモテるやつの、それだ。

場の空気を読む。
相手を見る。
相手が何を求めているかを、一瞬で感じ取る。
そして、こちらの話し方・距離感・言葉を、自然に添えていく。

型がない。
でも、外さない。

③ 本を読んでも「できる」ようにはならない

これを言ってしまうと、元も子もないんだけど、

恋愛の攻略本を、いくら読み漁っても、モテない。

銀行融資の本も、
営業トークの本も、
不動産投資の本も、
読めば読むほど「分かった気」にはなる。

でも、
分かった気と、できるは、まったく別物だ。

なぜか。

答えは単純で、
相手は「本」に書いてある通りに動いてくれないから。

④ すべては「相手ありき」で決まる

恋愛も、銀行も、ビジネスも、
結局は相手ありきだ。
• この銀行は、今、何を怖がっているのか
• この担当者は、どこを評価されたいのか
• このタイミングで、どこまで踏み込んでいいのか

それは、
マニュアルを見ていても分からない。

相手を見て、相手に添える。
それができるかどうか。

ここが、すべての分かれ目になる。

⑤ 百聞は一見にしかず、いや一行動にしかず

百聞は一見にしかず。

いや、正確に言うと、
百聞は一行動にしかずだ。

失敗して、
鼻であしらわれて、
空気を読み違えて、
その場で恥をかいて。

その積み重ねでしか、
“相手を見る目”は育たない。

⑥ 実践して初めて「本当の意味」が分かる

そういえば、こんなこともあった。

一生懸命、不動産の本を読み続けていた、
ある先輩がいた。

何冊も読んで、
理論も利回り計算も頭に入っていて、
正直、「詳しい人」だった。

その先輩が、
ついに不動産を“回し始めた”とき、
ぽつりと、こう言った。

「実際やってみたらな、
本に書いてあることと、全然ちがうわ。」

その一言で、全部だと思った。

よく言われる銀行の例えに、こんな言葉がある。

銀行は、晴れた日に傘を貸してくれるが、
雨の日には、傘を貸してくれない。

これも、言葉としては有名だ。
でも本当の意味で理解できるのは、
実際に銀行と向き合い、何度か痛い思いをしてからだと思う。

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