⑥ すべての始まりは、あの整体院だった

今回は、その整体院での面白いエピソードを紹介する

今にして思えば、あの整体院の経験が、
ワシが整体をやろうと思った原点かもしれん。

・身体は何を語ってくるのか
・どう読み取るのか
・なぜ人は痛みを作り出すのか
・どうすれば“整う”のか

その答えのヒントが、そこにあった。

今回は、そのエピソードを紹介していく。

読むだけで身体を見る目が変わると思うし、
人間関係やビジネスにも応用できる話じゃけぇ、楽しみにしてほしい。


⑦ 「ひやかしに来たでしょ」と言われた日

◆初めて行った日の衝撃

あれは誰かにこう言われたのがきっかけじゃった。

「不思議な先生がおるけぇ、とにかく行ってみたらええよ」

その頃のワシは、占いとかスピリチュアルに興味があった。
ただ同時に、心の奥ではこう思っとった。

——ほとんどインチキじゃろ。

そんな半信半疑というより、
“ひやかし” のスタンスで、当時いろんな場所を巡っとった。

そして、名古屋にいるというその先生のところへ向かったんよ。

不思議な雰囲気の整体院じゃった。
部屋に入った瞬間、空気がピタッ…と止まったような感じがした。

ワシが座ると、先生はワシの顔を一度だけ見て、
開口一番、こう言うた。

「ひやかしに来たでしょ。」

その瞬間、頭の中が真っ白になった。

え……?
なんで分かったん…?

心を見透かされたというよりも、
“刺された” に近い感覚じゃった。

刀でスパッと斬られたような、
言い訳も虚勢も全部、粉々にされるような一言。

その一瞬で悟った。

「この人の前では、嘘は通じん。」
「取り繕うのは無意味じゃ。」

強烈な衝撃じゃったけど、
同時に、不思議なほど落ち着いた。

心を“明け渡す”という体験は、
人生でそう何度も起こるもんじゃない。

その日が、ワシにとって最初の一回じゃった。

◆そして二言目の衝撃

先生に「ひやかしに来たでしょ」と言われて
完全に心の武装を剥がされたワシは、
ただ座ることしかできん状態じゃった。

そんなワシに向けて、先生は続けてこう言うた。

「あなた、素直じゃないですね。」

胸の奥に、ズドンと落ちた。

普通ならムッとしたり、反発したりする言葉かもしれん。
でも、不思議とそういう感情は一切湧かんかった。

むしろワシは、その瞬間——

「あ、ワシ…素直じゃなかったんじゃ。」

人生で初めて、本当の意味でそう気づいた。

そして、

「素直になろう。」

そう自然に思えたんよ。

たった二言で、人生の方向がスッと変わることがある。
この時が、まさにそれじゃった。

押し付けでも説教でもない。
心の奥の、触れてほしくなかった場所に
そっと手を入れられたような感覚。

反発心はゼロ。
ただ、腑に落ちた。

ストンッ。

音がした気がしたくらいじゃった。

その瞬間、長年まとってきた頑固さや反発心が
スーッと溶けていくような感覚があった。

そして——

ここから、不思議な治療が始まる。


⑧ 素直になった瞬間、治療が始まった

◆そこから先生の整体が始まる

「では、身体を診ますね。」

そこから、不思議な整体が始まった。

まず骨盤の動きを確認する。
まったく動かん。自分でも“詰まっとる”のが分かる。

次にお腹を軽く触られて、

「胃が下がってるから、お腹が出て見えるんですよ。」

と言われる。

そして頭を少し観ただけで、

「頭…歪んでますね。」

と言われた。

観ただけでここまで分かるんか…

その時点で、普通の整体じゃないと悟った。

◆「ハシッ、ハシッ、ハシッ」——謎のかけ声とともに身体が整う

いよいよ施術が始まる。

先生はワシの身体に軽く触れたまま、
不思議なリズムで声を発した。

「ハシッ、ハシッ、ハシッ」

押されてもいない。揉まれてもいない。
ただ手が触れているだけ。

なのに、身体が勝手に整い始める。

骨盤がスーッと正しい位置へ動き、
ウエストは来た時よりも細くなっとる。

かけ声が終わると、身体は明らかに軽くなっとった。

「……なんなんこれ?」

驚きしかない、不思議な治療じゃった。



⑨ 技が身体に“入ってきた”感覚

◆そして襲ってきた “さらに不思議な感覚”

施術後に立ち上がった瞬間、
胸の奥から得体の知れない感覚が湧き上がった。

「あれ…この施術、自分にもできる気がする。」

理由は分からん。
でも、“その状態”が身体の中に入ってくるような感覚があった。

たぶん、さっき素直になって心を開いたことで、
先生の“何か”に感化したんじゃと思う。

そのときワシはすでに、

相手に触れずに、身体を整えたり崩したりする感覚

を、言葉ではなく身体で理解し始めていた。

“こうすれば相手のバランスが動く”
そのイメージだけが、不思議なくらい自然に浮かんどった。

これはもう説明がつかん領域じゃけど、
確かにその感覚が存在しとった。

◆技が“自分にも使える”ようになった瞬間

不思議なことに、
先生の施術を受けてからというもの——

「この感覚、自分にもできる」
という直感は、ただの錯覚じゃなかった。

実際にやってみると、
軽く触れただけで相手の身体がゆるんだり、
重心が変わったりする。

さらにそれだけじゃなく——

その時から、先生がやっているように
“見るだけで”身体の歪みがわかり、
整えることができるようになった。

触れる前から、
身体のどこに負荷がかかっとるか、
どこが詰まっとるかが
“見て”分かるようになる。

そして、見えたポイントに軽く触れると、
スーッと身体が整っていく。

自分でも信じられんかったけど、
確かな実感があった。



◆子どもの頃の純粋さが鍵だったのかもしれん

この感覚が現れたとき、
ふっと思い出したんよ。

子どもの頃、
ほうきを渡されたら「飛べる気がする」って思った瞬間があったじゃろ?

あの“無根拠の自信”みたいな純粋さ。

大人になるほど失うものじゃけど、
この技を掴むには、その心が必要だったんだと思う。

頭で考えるんじゃなく、
「できる気がする」
その一念で身体が動く。

理屈じゃ説明できんけど、
ほうきで飛べると信じたあの頃の感覚が、
大人になって別の形で戻ってきたような不思議な感覚じゃった。


⑩ 痛みの正体は、心のわだかまりだった

◆そして、話は“核心”へと続く

先生は施術を終えると、
ゆっくりワシの方を見てこう言われた。

「沖本さん、首痛いでしょ。
これは僕には治せません。」

突然の言葉に、ワシは固まった。

先生は続けた。

「これは、あなたの“問題”です。
だから、僕が触っても治せない。
……親とわだかまりがあるでしょ。
その思いが首を締めているんですよ。」

胸の奥を鋭く突かれたような感覚じゃった。

完全に“とどめ”の一言。

そう——
ワシは19歳で家を飛び出して、
それ以来一度も家に帰っとらん。

わだかまりなんて言葉では足りんくらい、
積み重ねた感情があった。

そのすべてに “心当たりがありすぎた”。

先生は身体を通して、
ワシの心の内側を見抜いとった。

その瞬間、
ワシは初めて理解したんじゃ。

わだかまり、トラウマ、消化できずに残った感情は
形を変えて “身体に痛み” として現れる。

心の問題が、身体に場所を借りて
「ここにあるよ」と訴えてくる。

その事実を、先生は静かに教えてくれたんじゃ。

この気づきは、
ワシのそれからの人生にも、
整体をやる理由にも深くつながっていくことになる。

◆そして、先生は続けた——“わだかまりの解消方法”

先生は、静かにワシの方へ顔を向けて言った。

「このわだかまりを解消する方法を、あなたに伝えます。」

その声には、迷いも飾りもなかった。

ここが、このブログ全体の中でも
おそらく“最大のオチ”になる部分じゃと思う。
そして、ワシが学んだ中で、いちばん大切なことでもある。

先生は続けた。

「みつめてください。」

その言葉に、時間がゆっくり流れ始めたような感覚がした。



◆わだかまりの原因を “さかのぼって見つめる”

先生が言うには、
首の痛みの正体は “身体の問題” ではなく
“心の中に残っている未処理の感情” なんじゃと。

だから必要なのは、
その原因をひとつずつ さかのぼって見つけること。

先生は優しく、けれど芯のある声でこう言った。

「なにが嫌だったのか?
親に言われたことなのか?
されたことなのか?
どの出来事で、あなたの心が止まったのか。」

「“あぁ…あの時のこれか” と気づく地点まで、戻ってください。」

情景を思い出すこと。
その時の空気、音、言葉、感情をたどること。

それが、本当の意味での“向き合う”という作業なんじゃと。



◆ここでも結局、大切なのは “気づき”

先生は言った。

「その原因に気づくことができたら——
あなたの首の痛みは消えますよ。」

まるで当たり前のことを話すように言った。

最初は信じられんかった。

けど、不思議なことに、
痛みのシステムは本当にそうなっとるようなんじゃ。

その痛みの根っこになっとる原因を見抜くと、
痛みは役目を終えて、その瞬間にスッと消える。

ワシはその仕組みを、先生から教えてもらった。



◆そして——この考え方は、もっと大切な話へと続いていく

この“わだかまりの見つめ方”は、
単なる整体でも、スピリチュアルでもなく、

人が前に進むための、本質的な方法 じゃと思っとる。

身体と心。
過去の傷と今の痛み。
気づきと解放。

ここからさらに重要な考え方へつながっていく。


⑪ 人生を変える“奥義”

◆そして——ここで、最大の奥義の話をする。

……と、言いたいところなんじゃけど。

ちょっと 勿体ぶって、今回は書かんでおこう。

実はこの“奥義”は、昔ワシが講演会で話したことがある。
聞いた人の人生が本当に変わっていくほど、影響力が強い内容じゃ。

これができるようになると——
人生は驚くほど思い通りに、スムーズに流れ始める。

ただ、この部分は 本当に理解してほしい“核心”のポイントになるけぇ、
きちんと整理して、また別の回で詳しく書こうと思う。

⑫ 現実離れした整体院で起きた出来事

◆不思議エピソード集◆

ということで——ここからは整体院で体験した“不思議エピソード”を書いていく。

先生の整体院には、まだまだ語り尽くせんほどの
“現実離れした出来事” がいくつもある。

あの整体院は、ただの治療の場じゃなく、
人間そのものを学ぶための場所じゃった。

◆ある日の話——身体じゅうが“寝違い状態”になった日

あるとき、身体じゅうが寝違えたみたいにガチガチで、
首も腰も肩も、まるでロボットみたいに動かんようになった日があった。

歩くのも痛いし、曲がらんし、
「なんなんこれ…?」という状態で、先生の整体院へ行った。

診るなり、先生はこう言った。

「サッカーボールを持って、公園の壁に向かって
ひとりでサッカーしてる姿が見えます。」

一瞬で固まった。

……その通りじゃったからだ。

そう、ワシは大人になってからも、
近所の公園にサッカーボールを持って
ひとりでサッカーをしに行っとった。

楽しくて仕方なかった。

しかしある日、小学生の二人組がワシを見て指をさした。

「え、あれ…プロじゃない?」

もう一人が冷静にツッコんだ。

「知らんで。」

ワシは笑いそうになったけど、
同時にちょっと恥ずかしかったのも覚えとる。

それでも、公園の管理人に
「スパイク履いてないよね? 履いてたらダメよ」
と注意されても、めげずに通っとった。

(いや、スパイク履いてないし……と思いながら)

まさかその情景が先生に“見えとる”とは思わんかった。

そして先生は続けた。

「最近サッカーしたいのに、できなかったでしょ。
“やりたい、動きたい”って思ってるのに、
“でもできない”って意識が体に反映して、
身体が動かなくなっとるんですよ。」

えぇぇ……そんなことあるんか?

またしても、身体と心の不思議を思い知らされた。

先生はさらに付け加えた。

「沖本さんは、意識の反映が人より強いんですよ。
思ったことが、そのまま身体に出るタイプです。」

なるほど、と腑に落ちた。

人生とは、ほんま不可思議じゃ。

◆またある日のこと——インド人女性のエピソード

整体院に通っていた頃、忘れられん出来事がある。

ワシの前で施術を受けていた、インド人の女性がおった。

先生はその女性の足元を見ながら、静かにこう言った。

「あなた、子どもをおろしたことがありますね。
右足のふくらはぎに“水子”がついています。」

その女性はハッとした顔でうなずいた。

「……はい、あります。」

鳥肌が立った。

何も言ってない相手の“過去”を、なぜ見抜けるんか?

ワシは背筋がゾクッとしたのを覚えとる。



◆さらに別の日のエピソード——前世の記憶まで?

また別の日、ある女性が施術を受けていたときのこと。

先生はその女性の背中を見て、こう言うた。

「背中にアザがありますね。
それ、前世で背中を刺された跡ですよ。
だから今でも“後ろに立たれる”のが嫌なんです。」

その女性は、驚いた顔でこう言った。

「……そうなんです。ずっと苦手で。」

そんな話、普通なら信じがたい。

でもその場の空気、先生の言葉、女性の反応——
全部が嘘じゃないことを物語っとった。

“前世まで分かるのか…?”

ワシは本気でそう思った。



◆またある日の女性——神様は意外と人間くさい

また、忘れられん日のことがある。

ある女性が施術を受けとったとき、
先生はふと遠くを見るような目をして、こう言った。

「赤い鳥居が見えますね。
最近、お願いごとをしたでしょ。
それ、叶ったでしょ。」

女性は驚いた顔で、うなずいた。

先生は続ける。

「でも、お礼に行ってないでしょ。
……怒ってますよ。」

一瞬、空気が止まった。

「怒らない神様もおるんですけどね、
怒る神様もおるんですよ。」

それを聞いて、ワシは心の中で思った。

——神様って、意外と俗人っぽいんじゃな。

もっと大きくて、何も気にせん存在かと思っとったけど、
案外、人間の行動をちゃんと見とるし、
礼儀にはうるさい。

なんとも言えん感覚じゃった。


◆また、別の日の女性——地蔵さんの話

また別の日、
別の女性が施術を受けとったときのこと。

先生はその女性を見て、突然こう言った。

「お地蔵さん、蹴ったことあるでしょ。」

女性は一瞬固まり、
そして、ぽつりと答えた。

「……はい。
小学校3年生のときに……。」

先生はそれ以上、何も責めずに、
ただ一言こう言った。

「謝っといてください。」

それだけ。

その場には、不思議な静けさが流れとった。

◆先生が言うことは、不思議なくらい全部“当たる”

これらは特別な例じゃなくて、
整体院では 日常茶飯事 のように起こっとった。

先生が口にすることは、

・相手が心の奥に隠しとること
・誰にも言えん過去
・身体に刻まれた感情の跡

そういう“核心”ばかり。

しかも全部、心当たりのあることばかりなんよ。

もう隠し事なんて通用せん世界じゃった。


◆通う理由が変わった瞬間

こういう体験が積み重なるうちに、ワシは気づき始めた。

——あれ?
自分が「こうなんじゃないかな」と感じとることを
先生はそのまま言うてくる。

つまり、ワシがぼんやり感じとった“心の状態”の答え合わせを、
先生がしてくれているような感覚になった。

ここからワシは、
身体を通して“心を見つめる場所”として、先生の整体院に通うようになった。

整体というより、人生の授業みたいじゃった。

つづく。。。


公式ウェブサイト:https://seitaisalon-colabo.com