会社HP:https://www.office-k-inc.jp/
① 自己紹介と写真への想い
小林 淳(こばやし あつし)株式会社オフィスK代表取締役。1982年生まれ、岐阜県在住。建築士としてキャリアを築く傍ら、2012年から風景や家族をテーマにしたフリーランスフォトグラファーとして活動を開始しました。写真が持つ「感動を共有し、人の行動を促す力」に魅せられ、生まれ育った地元・岐阜の魅力を写真を通じて伝えていく活動に注力。その活動は「写真で地域を動かす」という信念へと変わり、現在の事業の原動力となっています。写真は記録ではなく、人の心に働きかけ、行動を生み出す表現。その力を信じ、地域の人々と共に岐阜の価値を再発見する取り組みを続けています。

② 「岐阜城に昇る月」が生んだムーブメント
代表作「岐阜城に昇る月」は、遠近法を駆使して月と岐阜城を一枚に収めた作品。まるで合成写真のような荘厳な構図が国内外で大きな話題を呼び、瞬く間にムーブメントを巻き起こしました。テレビ番組や報道番組、WEBニュースなど多数のメディアに紹介され、岐阜の象徴的な景観として再注目されるきっかけを創出。この作品を見よう、撮ろうと訪れる人々が増え、観光促進と地域活性化に大きく貢献しました。写真という一枚の作品が、地域の経済や人の流れを動かす。その事実が、小林の中で「写真の力」を確信させた瞬間でした。
③ 絶景を発掘し地域を動かす写真術
小林は「地元民ですら知らない絶景」を発掘し、写真を通じてその価値を発信することを得意としています。発想力、緻密なロケハン、撮影技術に支えられた独自のアプローチは、行政・企業とのタイアップにもつながり、観光資源の創出に貢献してきました。代表作をもとにした「月と岐阜城スマートフォン撮影ツアー」は人気企画となり、参加者が自ら撮る体験を楽しむ観光コンテンツへと発展。さらに、「岐阜月城バームクーヘン」は岐阜の新たなお土産として定着。写真を活かした地域ブランディングの成功例として注目されています。
④ 写真家としての実績と地域貢献
岐阜県内各自治体との連携事業、観光ポスター、カレンダー提供などの実績を重ね、写真展「ぎふたび」「本気岐阜展」「風光明媚」なども多数開催。「月と岐阜城」の撮影に挑戦できるフォトツアーをプロデュースし、地域と観光客をつなぐ新たな文化を創出しています。また、写真講座講師、トークイベント登壇、国内フォトコンテスト審査員としても活躍。さらに、写真を活用したお土産商品の開発や販売も行い、写真を“体験”や“経済”と結びつける新しい試みに挑戦しています。小林の活動は、地域の魅力を伝えること以上に、地域を“動かす”ことを目的としています。
⑤ 一級建築士の視点で生み出す相乗効果
写真家でありながら一級建築士でもある小林は、建築の知識を活かした独自の視点を持っています。長年企業で建築設計に携わり、公園など公共工事にも関わるなど、地域社会の基盤づくりを経験。「建築」は形に残る“場”を生み出し、「写真」は心に残る“感動”を生む。二つの領域を横断することで、地域への貢献をより立体的に実現しています。風景の構造を読み解く建築的な観察眼と、感情を切り取る写真家としての直感。その両輪が相乗効果を生み、作品や企画に奥行きを与えています。まさに「理論と感性」を融合させたクリエイティブの実践者です。
⑥ 株式会社オフィスK設立と未来への展望
2023年、「写真が持つ力」を最大限に活かすため、株式会社オフィスKを設立。スチール撮影、映像制作、フォトイベント・ツアー企画、SNS運用コンサルティングなど、写真を軸にした地方創生事業を展開しています。小林は「一枚の写真が地域を変える」という信念のもと、写真を通じて人の心を動かし、地域に活気をもたらす活動を続けています。岐阜という地方から、全国、そして世界へ。地方の魅力を可視化し、次世代へ継承する。その原動力は、写真に込めた“感動の力”です。これからも彼は、レンズ越しに地域の未来を描き続けていくでしょう。





